ベンゾジアゼピンに離脱症状があるなんて聞いてない(泣)blog

無知によりベンゾジアゼピン離脱症状に苦しむことになった人のブログです。あまりのつらさに黙っていると不安が爆発しそうなのでブログを始めました。減薬、断薬、離脱症状で同じように悩む方々と交流したいです。

ベンゾジアゼピン情報センターさんの手法分析

ベンゾジアゼピン情報センターさんの経験)

 非ベンゾのアモバン(ゾピクロン)ユーザーであった。 2015年後半体調悪化

最強ベンゾのひとつフルニトラゼパムサイレースロヒプノール)に自己判断で置換(最大の失敗)

 フルニトラゼパムを主治医の指示のもと1か月で減薬、 生き地獄のような離脱症状を経験する。 

その後再服薬および認容可能状態まで症状安定するにはそれでは足りず、さらに2か月後増薬(ジアゼパム10mg)が功を奏し”ある程度”安定化

一気断薬断薬後、ギリギリまで耐えての再服用ではもとに戻る可能性は低く、不眠と口渇だけ残ったのはかなりラッキーなほうです。

急減薬からの断薬から2ヶ月後、もはや耐えきれずに再服薬し(フルニトラゼパム)、症状の悪化が止まり精神症状がなくなりました(再服薬して1時間もしないうちに効果がありました)。ただその状態でもまだ認容可能な状態とまでいかず、ジアゼパムを追加したところある程度落ち着き(3日ないし1週間で落ち着きました)1ヶ月ほど様子見してからテーパリング減薬をなんとか開始できました。

マイクロテーパリングにて減薬を始める(2017年2月)。 フルニトラゼパムの減薬は終了(2020年1月)。 現在ジアゼパムを減薬中(2020年5月現在2.2mg残)。

症状のせいで寝たきりになることさえできない状況はムリだと思いジアゼパム加薬の賭けに踏み切りました。

2020年5月10日。まだまだ倦怠感あり。 週に1日~2日程度は一日中横にならざるをえない。

 2020年7月16日。1日横になる日はなくなった。 睡眠補助剤(ミルタザピン3~4mg)を摂らなくても寝れるようになってくる

 わたしもいま仕事してないしまだできそうにないです。この状態は断薬後1ヶ月〜3カ月までは続くと見込んでいます

 

 

 

ベンゾジアゼピン情報センターさんの手法)

ベンゾ薬は脂溶性なので水に溶けません。攪拌して沈殿しないうちにシリンジで抜き取ればいいかと思います。

それでも誤差が厳しいひとがミルクを使うそうです。牛乳には脂分があるので。わたしは水しか使ったことがないです。

減薬ペースは1日0.5%週2.5%2日ステイ、月10%

1か月にわたるステイは経験していない

ベンゾ離脱症状のうち不眠対策だけはベンゾでない低リスクな精神薬が使えます

セロクエル(クエチアピン)は現在4mg~6mg程度を使用して不眠対処に用いています(12.5mg錠をハサミで適当に半分以下にカット

ミルタザピンは途中でクエチアピンの代わりになるか試しで飲んでみました。これでも寝れましたがかなり太るのでクエチアピンに戻しました。

リフレックスも使用

離脱症状が外出できないほどのものになるとステイやちょい戻ししてました

ジアゼパムセルシン)は夕方と夜の2回に分けて服用していました。いまはもう夜の1回になっています

セルシンジアゼパム)ですが、10mgから3mgまで半年で落としましたがそれによる離脱症状がまったくありません。おそらくジアゼパムには身体依存形成されていないようです。

 

ドライカット

 マイクロテーパリングのやり方のもうひとつの方法です。錠剤をヤスリで削るか薬局でパウダーに細粉してもらって、測りで重さを測って減らしていく方法です。 秤(はかり)は数千円で買えます。細粉パウダーは乳糖を足してかさ上げできるのでこちらでもマイクロテーパリングは可能です。

 

(覚えておくべき大事なコメント欄のやりとり)

ジアゼパムベンザリンに置き換え血中濃度の山と谷をなくす

いきなり置換するのではなく一週間なり1か月なりかけて慎重に置換します(アシュトンマニュアルより)

不安でなく不眠でベンゾを使ってきたのであればジアゼパムよりニトラゼパムベンザリン)への置換が合っているかもしれません

水溶液の薬効を1から2週間で確認する

ベンゾ離脱症状に対して効果があるのはベンゾだけです(正確に言えばGABA作動薬だけです)

リフレックスなど他剤(ベンゾとは作用機序が違う薬)で効果があるのは原則不眠症状だけです

散発的に頓服を飲んで辛い症状を繰り返すことは危険です。一気断薬と再服薬を繰り返すようなものなのでキンドリングに陥る可能性があります

現在服薬中のベンゾをそのまま減らしていくのが原則で、もし服薬間離脱がある場合はセルシンなど長期作用型のものに置換して減らしていく、が次策

再服薬で離脱症状をある程度おさめてからのゆっくりとした漸減が原則になります

置換したい場合は再服薬して落ち着いてから、が順番となります

どんなに減薬がスムーズに進めていけそうでも、もし1年以内に終わってしまいそうなら恣意的に最低1年半~に引き伸ばしたほうがよい

セルシンを土台にして、ソラナックスデパスなど短期作用の減薬しにくいものを先に無くしていく、という原則

離脱症状を数年間のあいだ小出しにしていく覚悟は必要です

一気断薬や急減薬ですと、その後の離脱症状は長きにわたる場合が多いです

回復には約5年かかる、を目安にしているようです。 もちろん1年以内の短い期間で回復する人もいれば10年以上苦しんでいる人もいます。

まだ服薬中でそれが効いてるなら、キンドリングではないと思います

超微量づつ減らしていけばその先は天国、とまではいいませんが徐々に良くなります

レキソタンは中期作用型なのでソラナックスデパスなど日中に切れてしまう感があるような短期作用型から切り替えた人ほどはラクになるとは思えません

中期型のレキソタンは、無理に置き換えるリスクよりはレキソタンのままタイトレーションするのがいいのかもしれませんね。

限界まで頑張ってしまったのであれば完全には元に戻らないかもしれません。そのへんも大きく個体差があります。1ヶ月など待っても今のままであればその地点からの減薬を開始するしかないでしょう。

、水溶液ではダメでミルク溶液なら大丈夫だったという例はわたしは聞いたことがありません。

安定というより認容可能かどうかです。今の状態で数年間の減薬作業に耐えていけるか。いけそうなら私だったら今のまま減薬を進めます。

もっと症状を抑えたい気持ちはわかります。しかし無駄に増薬になってしまうだけなら試してみてもいいのですが、第3の可能性(もっと症状が悪くなる)がある

ベンゾが原因の離脱症状は長い時間をかけて回復していくようです。断薬が、急減薬や一気断薬など無理のある方法であればあるほど、その時間は比例して長いものになるので、断薬から2年程度では悲観するには早すぎるようです

毎朝切れた感、それにともなう不快症状がないのであれば、障害形成(依存形成)されていないと“推測”できます。

障害形成されていた場合は年単位でタイトレーションで減薬を行う。 これは守ったほうがいいと思います。

有酸素運動など激しい運動はマズいようです。これはこれからアップする医学論文に書いてありました。

ザックザク減薬していけるのは約半数の依存形成されていない方々です

ベルソムラというオレキシン受容体作動薬があります。新薬です。ベンゾではなく離脱症状を起こす可能性はずっと低いようです。(でも稀に苦労している方のブログをみかけます)

わたしなら4分の1でめまいがでた時点で水溶液タイトレーションに切り替え、0.01mgまでたどり着いたらジャンプ(断薬)するでしょう。

1.5mg → 1mg → 1.5mg とかなりザックリの増減薬を繰り返しており、そうするとますます不安定になって最終的にキンドリングに行き着いてしまいます。理想的なのはジアゼパムへの置換です

確率統計的な考え方はベンゾの場合ホントにロシアンルーレットと同じで、置換成功確率60%

酷い離脱をだすと脳がそれを覚える」 そんな話は聞いたことないです。ガセではないでしょうか。ただトラウマになる可能性はあります。

セルシンはさらに半減期が長くて20時間〜100時間くらいです。日中にセルシンでインタードーズ離脱というのは聞いたことがありません。

ステイし続けるよりも2日分2段階戻しをしたほうがすぐに症状が戻り、その後すぐに落とせます。そして慎重に壁を超えていきます。

減薬がすすむにつれて非常にゆっくりと体調はよくなっていってます

安定したらもう勝利も同然です。数年かけて微量づつ減薬するだけです。水溶液がダメなら薬局でパウダーにしてもらって秤で測ってやっていけばどうでしょう

年単位の微量づつの減薬であれば離脱症状を最低限に抑え断薬後の回復も早く、減薬しながらの日常生活や仕事も十分に可能なケースも多々あります

肉(タンパク質)をしっかり摂った方がいいみたいです

安定というより認容可能かどうかです。今の状態で数年間の減薬作業に耐えていけるか。いけそうなら私だったら今のまま減薬を進めます。

無駄に増薬になってしまうだけなら試してみてもいいのですが、第3の可能性(もっと症状が悪くなる)があるので増薬・再服薬についての助言はいっさいしないことにしています

4分の1づつの減薬では急すぎます。

サイレースから置換するのであれば、ジアゼパムセルシンホリゾン)かベンザリンニトラゼパム)になります。置換できればより楽に減薬を進められる可能性は高いです。しかし、どうしても薬は人によって合う合わないがありますので、置換作業もひと仕事になります。そして合わなかったらサイレースに戻さなければなりません。

「常に離脱が出てしまっている今の状態で断薬は可能なのか」 可能です。ほとんどの方がベンゾ離脱症状のことを知らず、常用量離脱症状や急減薬による離脱症状に遭遇して、独自に調査してはじめて知ることになり、そこから離脱症状を抱えたまま減薬していくことになります。

 

(Q&Aコーナー)

断薬後からが勝負、と聞くが・・・
回答: それはただ単に減薬スピードが早すぎるだけです。 脳のGABA受容体の回復のスピードに合わせて減薬していけば、断薬後もしばらくは離脱症状が続くかもしれませんがさらに症状がキツくなるということはありません。また、稀な例かもしれませんが正しい減薬方法を行い半年程度で割とラクに断薬できた。しかし、断薬後ゆっくりと症状悪化していった、または数ヶ月ないし数年後に離脱症状に見舞われた、というケースがあります。やはりどんなに減薬がスムーズに進めていけそうでも、もし1年以内に終わってしまいそうなら恣意的に最低1年半~に引き伸ばしたほうがよいかと思います。結果論としてそうする必要がなかったとしても、細心の注意心のもと(in the spirit of caution)で減薬に取り組むべきです。

 

ベンゾの減薬にあたって他の精神薬に頼るのはまずいのでしょうか。

べンゾ離脱症状緩和に寄与する依存性のない、ベンゾとは作用機序の違う精神薬はあります。 不眠対策にクエチアピン少量やNaaSaのミルタザピン(リフレックス)、またはデジレルなどが有効です。 ベルソムラというオレキシン作動薬の睡眠薬もありますが、離脱症状としての不眠に対抗するには力不足かもしれません。

 統失患者は300mg〜500mg/日など3桁服用し、1日700mgまで服用できる薬です。 クエチアピン12.5mg(6mg)がいかに微々たるものかわかると思います(クエチアピン、ミルタザピンは少量ですと抗ヒスタミン薬のような効果になるそうです。

 

タイトレーション減薬が進んでベンゾの量が減ってくると、比例してそれらの薬剤の使用量が減っても眠れるようになっていき、結果としてベンゾと同様に漸減できます。100%とは言いませんが身体依存形成されない薬なので、降圧剤などと同様リバウンドを避ける意味でのテーパリングでへらしていけば問題ありません

使用にあたって禁忌(血糖値の高い方)や副作用(太る、過食など)については主治医によく相談ください。ただ不眠以外のベンゾ離脱症状に効果のある薬はありません。

うつ症状対策にSSRISNRIなど抗うつ薬をベンゾ減薬前に飲んでおく、という説も有力ですが(真弓式ベンゾ離脱法)、わたし自身はサインバルタSNRI)でその効果は認識できませんでした。抗うつ薬でも離脱症状で苦しむ方はいますが、パキシル以外であればベンゾに比べて確率は低く症状も軽いはずです。

※ただし悩ましいのが薬に対する反応にはどうしても例外があることです。クエチアピンにしろミルタザピンにしろ離脱症状に苦しむ例外ケースが必ずあって、そういう方々は「残念ながら敏感な体質だった」としか 言えません。つまりこれらの薬の服用をお勧めするわけではなく、あくまで私の場合クエチアピン少量は離脱症状もなくよく眠れベンゾ離脱中は神薬だったと申し上げておきます。他剤に頼らずに減薬できるのであればそれに越したことはありません)

 

質問:食事など気をつけるべきこと
回答:特にありません。 とにかくしっかり食べて下さい。 大切なのはやはりタンパク質だと思います。 大豆、乳製品、肉、魚、なんでも食べて下さい。 受容体の再構成にいちばん必要な栄養素です。