コリンリバウンド
ベンゾ離脱症状発生の理由の一つにコリンリバウンドというものがあります。
抗コリン作用(ムスカリン受容体をブロックすること)のある薬剤をいきなり切る(もしくは多く減量する)ことで生じてしまう症状でベンゾの中には強い抗コリン作用を持つものがあります。
コリンリバウンドの症状として
こころがそわそわしたり、考えがまとまらなくなったり、不安感が襲ってきたり、眠れなくなったり。
100%私の症状に当てはまります。
ちなみに私が飲んでいるレキソタンやデパス、ワイパックなど強いと言われる薬剤は抗コリン作用が強いです。
おそらくジアゼパム等弱い薬剤への等価置き換えがうまくいかないのはこの抗コリンのせいではないかと思います。
唯一期待するのはジアゼパムの体内蓄積力です。
弱い薬ですが半減期が長く体から抜けないので毎日服用すれば置き換え前の3倍程度の塩化物体内蓄積量になると思います。それによってコリンリバウンドを抑えられれば
置換は可能だと思います。
これもやってみないとわからない運頼みですね。
私は今レキソタンを1mg増薬しています。
朝夕の間の時間帯に離脱していることが体感できるようになったためです。
離脱前より明らかに薬の効果時間が減少しています。
今までは不安パニック発作のためになにがなんだかわからなかったのでどのタイミングでどれだけ増薬すべきかわかりませんでした。
よくよく思い返せば発作的なものはだいたい15-19時ぐらいだったと思います。
まだ試して3日目ですが離脱症状の芽は詰めていると思います。(無断増薬)
薬の切れ目をなくすため、また1mgでも効果があることがわかったため
今後は朝昼夕夜4分割(夜だけ2mg)で服用しようと思ってます。この作戦がうまくいけば昼間が安定状態になり、
睡眠にも良い影響を与えてくれればと願うばかりです。
問題はレンドルミンの0.25mgというのは不眠時の最高容量なのでこれ以上増薬できません。増薬するなら変薬するしかありません。手詰まりです。
初期投与量が最高容量というのもひどい薬ですよね。
麻酔なら0.5mgまで投与可能の劇薬なんでしょう。
半減期7時間のレンドルミンも3時間程度で効果が切れて中途覚醒になっていると思います。入眠補助にはなっていますがジアゼパム5mg換算の仕事はもはやしていません。1年前はよく寝れましたが。
ベンザリンならジアゼパム換算で最高容量10mgで使えますが、ベンゾは1剤にまとめたいということがあります。睡眠補助が一切効かない場合はベンザリンにするしかないですが。
一番楽なのは抗コリン作用を持つ第一世代抗ヒスタミン薬を睡眠補助に使うことだと思います。ただし確実に耐性がついてそのうちに睡眠補助としては効かなくなることと、離脱症状がわからなくなってしまうので、おそらく使わないと思います。ただの不眠ならいいですが離脱の反跳性不眠の場合は補助剤で抑えることが逆に弊害になる気がします。