ベンゾジアゼピン離脱症状で寝れない理由
一つはGABA受容体の減少によりGABA受容体を使用した自然睡眠がとれなくなります。
その場合は他の受容体を刺激する睡眠補助を使えば眠ることができます。
自分にあった薬剤を見つけ充分に眠れる量を選択するのに時間がかかります。
もう一つの理由として交感神経亢進があります。
この場合はいくら睡眠補助を積んでも寝れません。
ベンゾジアゼピン離脱症状はGABA受容体から周りのシナプスに混乱が伝染し最大にこじれた自律神経失調症のような状態です。
表面的に症状が出ていない場合でも脳は常に興奮状態(過覚醒)にあり、眠気はあるのに寝れないという状態になることがあります。
この場合は交感神経の働きを抑える薬剤を使用するといいです。
大抵は睡眠補助薬を使えば寝れるようになりますが、急に入眠できなくなったり中途覚醒後寝れなくなったりすることがあります。私の場合は睡眠補助を増やしてもまるで寝れず、交感神経抑制剤を使えばすぐに寝れるということが数回ありました。
最近はもっぱら2種類の薬剤を使って寝ており、ようやく睡眠が安定しつつあります。
睡眠補助薬にも副作用や離脱症状がありますので長期連用は不安がありますが、
寝れないよりはましだと思っています。
身体の精神、肉体的疲労は睡眠により回復します。
根本的にはベンゾを減薬し、GABA受容体を増やし、自力睡眠を取り戻すことが目的ですが、ベンゾの減薬は長期戦になります。
それまでの間色々と自分の症状にあった工夫が必要になってくると思います。