ワイパックスさんの減薬手法考察
ワイパックス1mg2回を10年服薬
ワイパックスは半減期12時間、力価10の短期で強めの薬です。
ジアゼパム換算で20mgですから極端に多いとは思いませんが服用期間は長いです。
2013/5減薬開始
2015/8断薬
2年3か月で断薬されています。
減薬には服薬期間と同等の年数がかかると言われますが
10年に対して2年3か月は早いと思います。
手法は主治医にメイラックス置換を拒否されたことにより自力で水溶液減薬。
(結果としてメイラックスに置き換えなくてよかったのではと思います。私の中では置き換えが危険な薬の一つになります)
減薬には2回失敗されています。
1回目が短期減薬
2回目が隔日法
このことから重要なのは血中濃度をアップダウンさせないこと、脳を回復させる時間をキープするということが重要と思います。
減薬量は極めて微量です
100%~50%までは週に2%ずつ
50%からは週に1%ずつです。
すごい継続力です。
忍容可能な離脱症状が回復するまではステイ
回復したら4~5日で次の減薬開始
回復しないときは1から2か月ステイです。
後戻りしても一度減薬したところまではすぐ減薬できるとのことです。
この戦略的後退は非常に重要だと思います。
離脱症状がでたら戻すではなく忍容可能か不可能かを判断して戻すということです。
減薬過程で50%、20%あたりで長期のステイをされています。
減薬開始時の勢いのまま断薬まで到達できるとは思わない方がいいと思いました。
先人の成功事例は大変勉強になります。
何よりも仕事を休まずに両立させている点がすごいと思います。
なかなかできることではありません。
仕事をされている為1日2回朝夕服用とのことですので私の服用するレキソタンも半減期が20時間と長めの為4分割しなくてもミニ離脱症状を作らずに1日2回でいけるかもしれません。
今後季節的に気温が落ちてくると交感神経優位になり減薬には不利な季節になります。
私は元々夏が得意で冬が非常に苦手です。
今から減薬を始めると冬に苦しむ展開が予想されます。
暖房代をけちらずに取り組む必要があるかもしれません。
また、無理なペースで減薬せずにステイすることも考えなければいけません。
目標到達は非常に困難ですが、工夫しつつやりとげなければなりません。
最終局面では水溶液減薬も検討したほうがいいかもしれません。
記事の中にヘモグロビンを増やすことで脳の回復を促すのではないかという記事がありましたが、直感的にわかる気がします。私も絶不眠5日と4日の時はひたすら筋トレとランニングをやっていました。体が本能的に求めていたのかもしれません。
有酸素運動の量は今後増やしていきます。